公民2回目のテーマはSDGsです。
あらためて、SDGsとは?
SDGsとは、Sustainable Development Goalsの略です。
カタカナ英語でいうと「サスティナブル ディベロップメント ゴールズ」。
日本では「持続可能な開発目標」と訳されています。
現在、世界ではさまざまな問題が起きています。
その問題に対して、今を生きている僕たちの世代の幸福を満たしつつ、将来の世代の幸福も満たせるような社会、つまり「持続可能な社会」を実現するための目標なのです。
SDGsは「開発目標」ですから、17の目標から構成されています。
17個、列挙してみます。
すでに覚えているものはありますか?
- 貧困をなくそう
- 飢餓をゼロに
- すべての人に健康と福祉を
- 質の高い教育をみんなに
- ジェンダー平等を実現しよう
- 安全な水とトイレを世界中に
- エネルギーをみんなに。そしてクリーンに
- 働きがいも経済成長も
- 産業と技術革新の基盤を作ろう
- 人や国の不平等をなくそう
- 住み続けられるまちづくりを
- つくる責任、つかう責任
- 気候変動に具体的な対策を
- 海の豊かさを守ろう
- 陸の豊かさも守ろう
- 平和と公正をすべての人に
- パートナーシップで目標を達成しよう
できれば全部覚えたいところですが、いきなりは難しいという人は、とりあえず声に出して3回読んでみましょう。
SDGsがつくられた背景を知ろう
SDGsは2015年に国連総会で採択されました。
その背景には、現代の大量生産、大量消費、大量廃棄への危機感が大きくあります。
そもそものきっかけは、18世紀のイギリスで産業革命がおこったことからでした。
綿工業において手作業から機械にかわり、さらに蒸気機関も誕生しました。
大量生産が可能になっただけでなく、資本家と工場労働者という対立を生み出すといった社会構造の変化も起きました。

20世紀にはいると、大量生産の流れがさらに加速します。
アメリカの自動車メーカーであるフォード社が流れ作業による自動車の生産により、同じ製品を大量に生産する仕組みをつくったのです。
作業工程を分けて一人の作業者の仕事を限定し、作業者はベルトコンベヤーで流れてくる部品に対して、単純な作業を行えばよくなりました。
この大量生産により、当時はまだ高価だった自動車が一部のお金持ちだけのものだけではなくなったのです。

このフォードが考えた仕組みがうまくいったことで、他の製品、例えば電化製品などでも、こうした生産方針が取られるようになったのです。
日本でも戦後の1950年代から1970年代にかけて、高度経済成長とよばれる急速な経済発展を遂げることができました。
1950年代には「三種の神器」とよばれる、白黒テレビ、洗濯機、冷蔵庫の3つの家電が、豊かさの象徴のように言われました。
1960年代には「新三種の神器」も出てきます。カラーテレビ、クーラー、自動車(カー)の3つで、頭文字をとって「3C」とも言われます。
新三種の神器は生活必需品というより、少しぜいたく品という感じですね。
さらにさらに、21世紀にはいると、こうした流れは先進国にとどまらず、BRICS(ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカ共和国)やASEAN諸国、南米諸国にも広がります。
もはや世界中で大量生産、大量消費が行われ、その結果大量廃棄が、地球規模で進みました。
その結果、経済面だけでなく、環境面などでもさまざまな諸問題が出てくるようになり、地球の未来に向けて、アクションを起こす必要が出てきたのです。
SDGsの取り組み状況は?
SDGsは、すでに取り組みが行われていますが、なかなかうまく進まないのが現状です。
例えば、7つめの「エネルギーをみんなに。そしてクリーンに」という目標。
18世紀以降は産業革命により石炭を、19世紀からは石油が利用されはじめました。
石炭や石油、あと天然ガスなどの地下に埋まっていた燃料資源を化石燃料といいます。
化石燃料は燃焼時に二酸化炭素(CO2)を排出するため、地球温暖化の主な原因となっているといわれています。
そのため、太陽光や風力、水力、地熱などを利用した再生可能エネルギーに注目が集まっているわけですが、採算性や安定供給の面で問題を抱えています。

SDGsは2030年が期限です。
現状のペースでは達成困難といわれています。
私たち一人ひとりが社会に生きる一員として、積極的に社会参画する(社会活動に関わり、意思決定に参加する)ことが求められています。
この社会参画という言葉もチェックしておきましょう。
チェックテスト
SDGsをテーマにした問題では、取組みの活動内容と開発目標を結び付ける問題がよく出題されます。
また、「SDGsを達成するために、できることを述べなさい」というような、作文的な問題も予想されますので、日ごろから少し意識するようにしておきましょう。
今日はここまで。
アリーヴェデルチ!



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