今回は地球儀と世界地図について。
緯度や経線が何かがわかるだけでなく、問題に答えられるような知識を身につけましょう。
緯度と経度
地球儀や世界地図を見ると、横の線と、縦の線が引かれているのがわかると思います。
この横の線のことを緯線といいます。
縦の線は経線といいます。
いじわるをするときの「イーだ」は口を横に開くので、イー線は緯線。
毛(けい)は縦に描くことが多いので、経線。
緯線は南北の位置を、経線は東西の位置をあらわすことができます。
南北の位置を緯度、東西の位置を経度といい、この2つを使うことで地球上にある都市などの位置を示すことができます。
例えば、東京は北緯36度、東経140度と示せます。
36度は36°、140度は140°と書いてもOKです。
なぜ「度」という単位を使うのでしょうか。
こちらの画像を見てください。

こちらは緯線と緯度の関係をあらわしたイラストです。
緯度を考える上で、まず前提として、赤道を基準に考えます。
赤道とは、地球の腰ベルトのように真ん中に通っている線ですね。
地球の中心から真横にまっすぐ線を引きます。
これが赤道です。
そのとき赤道は、地球の中心からの角度はゼロになります。
なので、緯度は0度となります。
次に地球の中心から上(北)に45度の線を引いたとします(図参照)。
そのとき地球の表面にあたる部分を横線でつないだのが、45度の緯線となります。
北半球側ですので、「北緯45度」となるわけです。
逆に下(南)側に、地球の中心から60度の線をまっすぐ引いて、地球の表面にあたった線を横につなぐと、南緯60度の緯線になります(図参照)。
経度0度はイギリスのロンドン郊外
では経線はどう考えればいいでしょうか。
経線を考える上での基準は本初子午線です。
赤道の位置は北極点と南極点などから自然と決めることができるのですが、東西は基準を人が決めるしかありません。
そこでロンドン郊外にある旧グリニッジ天文台を基準にして、ここを縦に通る経線を0度とし、本初子午線としました。
現在は少しズレがあるようですが、あまり気にしないでいきましょう。
この天文台から東側が東半球、西側が西半球です。
この天文台では実際に本初子午線(グリニッジ子午線)を見ることができます。

この線より右が東半球、左が西半球。
写真にあるEはEast(東)、WはWest(西)を意味します。
たくさんの観光客がこの線をまたいで写真を撮ります。
東京の経度も表記されているのがわかりますか?
139°45’Eとありますが、ざっくり東経140度と覚えておきましょう。
世界地図の種類
地球儀は実際の地球を小さくしたものなので、国の面積や方位、形、距離を同時にあらわすことができます。
しかし、地球儀にも難点が何点かあります。
例えば「持ち運びに不便。かばんに入れにくい」「一度に世界を見渡せない」「高価」などなど。
そこで世界地図の登場です。
しかし、球体の地球を平面で表現しようとするのですから、「なにかの点」で無理が生じます。
なので使う目的によって地図がつくられ、使い分けることになりました。
まずは以下の3つを覚えましょう
- メルカトル図法
地図上で2点を直線で結んだとき、その直線と経線の角度が常に等しいという特徴があります。方位磁石があれば、角度を頼りに目的地にたどり着けます。主に航海で使われますが、最短距離ではありません。ややカーブするような航路になります。
この地図のデメリットとしては、高緯度になるほど面積が大きくなることです。地図の真ん中よりも上や下にいくほど、面積が大きくなってしまいます。ロシアやグリーンランドが実際よりも大きく表示されてしまうんですね。また、北極点や南極点付近は表示することができません。 - 正距方位図法
地図の中心からの距離と方位が正しい地図です。飛行機で最短距離を飛びたいときなどに使います。地図の形は長方形ではなく、円です。
東京から見て東の方角にはどんな国があるか、実際に正距方位図法を見て確認してみましょう。 - モルワイデ図法
面積が比較的正しく示せる地図です。楕円のような形が特徴ですね。世界全体を見渡せるので、分布図などにも利用できます。
チェックテスト
地球儀は持っていますか。
学習用だけでなく、インテリアになりそうなものやボール遊びができるものなど、いろんな地球儀が売っていますね。
何かひとつ手に入れて、たまに眺めるのもよさそうです。
今日はここまで。
アリーヴェデルチ!



コメント