【中学地理・第3回】日本の位置と時差

中学地理

海外の人に日本の位置を伝えるには、どのように説明すればいいでしょうか。

世界の人から見て、日本はどこにあると思われているでしょうか。

日本の緯度と経度は?

日本を緯度や経度を使ってあらわしてみましょう。

まず緯度ですが、「何度」という前に、北緯か南緯を先にいいます。

北緯か南緯は、地球儀や世界地図を見て、赤道より上(北半球)にあるか下(南半球)にあるかです。

日本の場合、上(北半球)にあるので「北緯〇度」ということになります。

日本の最北端と最南端で緯度に差がありますので、ざっくりとした数字でいうと、北緯20度から北緯45度の間にあるといえます。

つぎに経度です。

経度も、まず東経か西経を先にいいます。

地球儀を見て、ロンドン(の本初子午線)を基準に、右側が東半球、左が西半球ですのです。

日本は東半球なので、東経〇度となります。

最東端と最西端の東経に幅がありますので、東経120度から東経150度の間にあるといえます。

まとめると、「日本の位置はおよそ北緯20度から45度、東経120度から150度くらいの間にある」ということになります。

ここで大事になってくるのは、「同じくらいの緯度や経度に、どんな国があるのか」を知っておくことです。

北緯20度から北緯45度にある国としては、中国、エジプト、イランなどがあります。

東経120度から東経135度の範囲には、韓国、オーストラリアの大部分、ロシアの一部が入ります。

極東とは?

私たち日本人が世界地図をみるとき、いつも日本が真ん中にありますが、外国の方が見る世界地図は違います。

自国が真ん中にくるんですね。

南半球にあるオーストラリアは、上下が逆になっている(南極が上の)地図があるそうですよ。

ヨーロッパの地図だと、ヨーロッパが真ん中にきますが、その時日本は右端の方に追いやられます。

ヨーロッパの人からすると、大陸の東の果て、さらにその先の島国、というイメージで、かなり遠くにあるように見えるでしょう。

なので、「Far East=極東きょくとう」と呼ばれるようになりました。

farは遠く、eastは東の意味です。

ちなみに中近東というのは、ヨーロッパから見て、近いか、近くないけど遠くもない中間のエリアをまとめていった言葉で、アルメニア、イスラエルやイラクなどが含まれます。

大事なのは、日本から世界を見るだけでなく、世界の各地から日本がどのような位置にあるのか、という視点も必要ということでしょうか。

時差を計算できるようにしよう

地球は24時間で1回転します。

ある地点Aが真夜中の0時だったとしたら、180度反対の地点Bは正午(12時)です。

地域によって時刻の差が生まれますが、これを時差じさといいます。

上の例では180度の差で、12時間の差がありました。

これは経度に180度の差があると12時間の差が生まれるともいえます。

では経度が90度違うと時差は何時間になるでしょうか。

答えは6時間です。

それではその1/3の30度の違った場合は?

時差も1/3となり、2時間です。

では15度の違いは?

時差は1時間ですね。

つまり、経度が15度違うと、時差が1時間生まれるという計算になるのです。

別の考え方として、地球1周が360度なので、それを24時間で割るという計算の仕方でも、もちろんOKです。

あと、必要なのは、どちらが早いか(時刻が進んでいるかですか)ですが、これは東であればあるほど早いです。

日本と比較する場合、日本は世界の中でもかなり東に位置しているので、日本がだいたい早い(進んでいる)時刻になります。

時差を出すときは、経度の差を出し、東の方が進んでいる、と考えましょう。

例えば、東京が午前7時のとき、ロンドンは午後4時(16時)となります。

東京の東経は140度ですが、時差を考える際は標準時子午線の135度で計算しましょう。

標準時子午線とは

日本は東経120度から東経150度の間にあります。

最西端と最東端で経度に30度の違いがあるから、時差が2時間発生するかというと、そうではありません。

同じ国の中で、時刻は統一した方が何かと便利なので、標準時ひょうじゅんじというものがあります。

国とかまとまったエリアのなかで共通して使う時刻のことですね。

日本はこの標準時を東経135度の経線を基準に考えました。

なぜ東経135度だったのでしょうか。

その答えは「135が15の倍数だったから」。

先ほど「経度15度で時差1時間」という説明をしました。

ロンドンと東京の経度の差は135度ですから、135÷15=9で、時差は9時間ということになります。

こんな風に÷15で計算できると便利なんですよね。

東経120度や東経150度でも15で割り切れますが、ちょうど真ん中だったこともあったのだと思います。

標準時を定めたこの経線のことを、標準時子午線ひょうじゅんじしごせんといいます。

日本の標準時子午線が通る都市としては明石市が有名ですが、他にも京都府の福知山市、兵庫県の豊岡市、和歌山県の和歌山市のほか、けっこうな数の都市があります。

チェックテスト

ロンドンから経度180度まわった先は、太平洋の真ん中あたりになります。

ここに日付変更線ひづけへんこうせんが引かれています。

日付変更線を東から西に(右から左に)超えるときは1日進め、逆に西から東に(左から右に)超えるときは1日遅らます。

日本から東に向けて船で旅をするとすると、日付変更線をまたいだところで前日に戻るという不思議な現象を体験することができます。

今日はここまで。

アリーヴェデルチ!

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