【中学地理・第4回】日本の領域

中学地理

今回は日本の国境や領土についての話です。

ニュースで報道されるキーワードも含まれていますよ。

領域とは?

日本はどこからどこまでが、日本なのでしょうか。

前回、北緯や東経を使って日本の位置について学習しましたが、今回は別の角度から日本の範囲について学びましょう。

日本という国の範囲を知るためには、まず国というものがなんなのか知る必要があります。

国、つまり国家には次の3つのものが必要です。

「自分たちのことは自分で決める主権」「主権の範囲が及ぶ領域りょういき」「その国に所属する人々、つまり国民」です。

ちょっと小難しい話ですので、この辺は「ふんふん」と読み流してもらってもOKです。

ただ、領域がなんなのかは知っておきましょう。

領域は領土りょうど(陸)、領海りょうかい(海)、領空りょうくう(空)の3つから構成されます。

領土は陸地なので分かりやすいと思います。

領海は海岸線から12海里(約22km)と決まっています。

この海岸線は「干満により、海面が最も低くなったときに陸地と水面の境界となる線」で考えます。

領空はシンプルに、領土と領海の空ですが、高さには目安があり、人工衛星の軌道あたりまでとされています。

また海岸線から200海里(約370km)までを排他的経済水域はいたてきけいざいすいいき(EEZ)といい、水産資源や鉱産資源を自国だけで利用できることになっています。

日本の領土は約38(37.8)万㎢で、世界的には61位です。

しかし、排他的経済水域は世界的にみても非常に大きく、領海を含めたEEZの面積は447万㎢もあり、この広さは世界第6位です!

領海を含む排他的経済水域は約447万㎢あり、領土の約12倍もあるんですよ。

日本はまさに海洋国家といえます。

海洋国家らしく、日本と外国の国境は、すべて海の上です。

日本と近くにあり、排他的経済水域が重なる国がある場合は、お互いの領土の中間に線を引き、その線を排他的経済水域の境界としています。

端っこの島を覚えよう

すでに聞いたことがあるからしれませんが、東西南北の方向で、「ここが日本の端!」という島があります。

それぞれ島の名前を覚えるともに、その島がどの都道府県に所属しているのか、どんな特徴があるのかまでおさえておきましょう。

まず、最北端は北海道の択捉島えとろふです。

しかし、第二次世界大戦後にロシア(当時のソ連)に占拠されています。

択捉島はとても大きく、日本の島大きさランキングで第5位です。

ちなみに4位は四国で、7位が沖縄本島です。

択捉島については、領土問題の回でもう少し詳しく説明します。

次に最南端は東京都の沖ノ鳥島おきのとりしまです。

最南端と聞くと、何となく「沖縄かな?」と思いがちですが、東京都ですのでお間違えなく。

小笠原諸島の一部として認識しておきましょう。

沖ノ鳥島は満潮時に北小島と東小島の2島のみが水面の上に出ている状態であり、浸食を防ぐために護岸工事をして守っています。

中国などは沖ノ鳥島を日本の領土であることは認めつつも、「島ではなく、岩だ」という主張をしています。

もし島ではなく岩だとすると、島の周囲の排他的経済水域が認められなくなります。

3つ目は最東端の島ですが、これは東京都の南鳥島みなみとりしまです。

南鳥島も沖ノ鳥島と同じ東京都小笠原村です。

最東端なのに、南という字がついていてややこしいですね。

この島には民間人の立ち入りが禁止されています。

海上自衛隊や気象庁、国土交通省の方が25名ほど常駐しているそうです。

排他的経済水域を示す地図を見るとわかるのですが、この南鳥島は他の国と排他的経済水域が接していないのでまん丸の円になっています(沖ノ鳥島も他国と接しない排他的経済水域を持っています)。

最後は最西端の与那国島よなぐにじまです。

沖縄県の与那国町にあります。

この与那国島だけが、この4つの島の中で一般の人が訪れることができる島です。

本州よりも台湾の方が圧倒的に近い場所にあります。

日本の安全保障上の観点からも、非常に重要な島です。

関係ないですが、与那国島は映画『Dr.コトー診療所』の撮影で使われました。

チェックテスト

日本の領土はおよそ38万㎢です。

これを四国、九州、北海道、本州で分けると、だいたい2:4:8:24という比になります。

2倍、2倍ときて、3倍になっているのは少し惜しいですが、この比がそのままおよその面積になっていますから、かなり覚えやすいですね。

この比を覚えておくと、何かいいことがあるかもしれません。

今日はここまで。

アリーヴェデルチ!

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