【中学地理・第6回】世界の気候(基本編)

中学地理

今回からは、世界のさまざまな気候についての勉強をしましょう。

小学生のときには日本のさまざまな気候を習ったと思いますが、中学生は世界中の気候を学びます。

第5回で世界の気候はどんな感じなのかを、まずはざっくりとでいいので把握するようにしましょう。

ケッペンが考えた気候の区分がもとになっている

地理の時間に習う気候区分は、ケッペンという人が考えたものがもとになっています。

ケッペンさんはロシア生まれのドイツ人で、中学の教科書には出てこないかもしれませんが、ついでだから覚えておきましょう。

ちなみにケッペンの娘の旦那さんは、大陸移動説で有名なウェゲナーです。

ケッペンは世界の気候を区分するにあたり、植生しょくせいに注目しました。

植生というのは、ある地域にどんな植物が生えているか、ということです。

この植生は、気温と降水量の組み合わせで決まります。

つまり「暑いのか寒いのか」「雨はたくさん降るのか、降らないのか」ということです。

大きな分類として「○○帯気候」という気候帯きこうたいと、その気候帯の中でさらに分類されて「◇◇◇◇気候」という気候区きこうくに分かれています。

気候帯のひとつめは熱帯気候ねったいきこうです。

気候をつけずに「熱帯」とだけいう場合もあります。

アマゾン川の熱帯雨林

熱帯は赤道付近に分布しています。

赤道付近だから、1年通してめっちゃ暑いです。

それでもって雨が降ります。

雨の降り方で、熱帯は大きく熱帯雨林気候ねったいうりんきこうサバナ気候の2つに分けられます。

この2つの違いは「雨季があるかどうか」です。

1年中雨が多いのが、熱帯雨林気候。

雨季と乾季がはっきりとしているのがサバナ気候。

サバナって、サウナと似ていませんか。

熱いサウナ風呂と水風呂に交互に入るところが、サバナの乾季と雨季みたいじゃないですか?

雨が少なく、蒸発する水の量の方が多いのが乾燥帯気候かんそうたいきこうです。

乾燥帯気候には気候区が2つあります。

1年を通してとても雨が少なく、砂や岩ばかりの砂漠気候さばくきこう

乾燥はしているが少し雨が降り、草原が見られるステップ気候

乾燥帯は熱帯の外側、大陸の西側、大陸の内陸部に分布していることが多いです。

この5つの気候帯の中で、人が暮らしやすそうなのがこの温帯おんたいです。

降水量、気温とも中間的な感じの気候帯です。

場所も中緯度に分布していて中間的です。

温帯で覚えておきたい気候区は3つあります。

夏は季節風などの影響で気温が高く、湿気が多いが、冬は乾燥しがちな温暖湿潤気候おんだんしつじゅんきこう

夏は乾燥していて、冬に雨が降る地中海性気候ちちゅうかいせいきこう

年間の気温差や降水量の差が少ない温和な気候の西岸海洋性気候せいがんかいようせいきこう

日本(北海道を除く)は温暖湿潤気候ですね!

夏は短く、冬の寒さは厳しいのが冷帯れいたいです。

亜寒帯あかんたいともいいます。

亜寒帯の「亜」は、二番目とか、~に次ぐという意味です。

寒帯ほどではないけど、寒帯に近い気候帯、という意味ですね。

冷帯は高緯度エリアに分布しています。

日本の北海道のほかに、ロシアやカナダの多く地域がこの気候帯ですね。

ちなみに冷帯は北半球だけにしかありません。

ものすごく寒さが厳しく、樹木が育たないのが寒帯かんたいです。

北極や南極あたりがこの気候帯です。

寒帯でチェックしておきたい気候区は2つ。

短い夏の間だけ、雪や氷が解けてコケが少し生えるツンドラ気候

1年を通じて雪と氷に閉ざされる氷雪気候

ツンドラ気候には住んでいる人がいますが、氷雪気候の方は居住エリアはありません。

氷雪気候のエリアには、観測隊の方や資源開発に関わっている方は少しいますが、あとは生き物はペンギンやアザラシといったところです。

高山気候

赤道に近いエリアは気温が高くなりがちなのですが、そうではない場所もあります。

南アメリカのアンデス山脈など、標高が高い場所では気温が低くなりますので、熱帯気候にはなりません。

こうした気候を高山気候こうざんきこうといい、5つの気候帯とはすこし違う扱いになっています。

ネパールやボリビアなどが、この高山気候にあたります。

雨温図をマスターしよう!

小学生の社会でも学習したと思いますが、中学地理でも雨温図うおんずはけっこう出番が多いです。

気温と降水量から、気候帯や気候区を読み取れるようしましょう。

気候の区分を覚えたり、雨温図の読み取りが苦手だという人が多いと思いますが、まずはイメージしやすいものやわかりやすいものから、順番に少しずつ覚えていきましょう。

何回かチャレンジしているうちに、気づいたらマスターしていますよ、きっと。

チェックテスト

中学地理では、気候の違いによって、それぞれどんな暮らしをしているのかが問われます。

「農業はできるのか」「どんな食事をしているのか」「どんな家に住んでいるのか」「服装は?」など、気候と密接に関係したことがポイントになります。

次回以降はそれぞれの気候帯について、「暮らし」を意識して、ひとつずつ見ていきましょう。

今日はここまで。

アリーヴェデルチ!

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