寒い冬が嫌いで、暑い夏が好きな人に向いている気候です。
僕は結構好きな方です。
1年中Tシャツで過ごせます
熱帯気候はその名前の通り、年間とおして気温が高い気候帯です。
場所は、赤道付近。
最高気温と最低気温の差が少ない(寒い季節がない)、つまり年較差が少ないのが、ひとつめの特徴です。
もうひとつは、季節風(モンスーン)1や熱帯低気圧の影響で、降水量が多いことも、大きな特徴です。
雨が多いことで、植物(特にヤシの木)がよく育つ一方、河川沿いでは浸水や洪水がたびたび起こります。
河口部付近では水面から根を出しているマングローブもみられます。

熱帯雨林気候とサバナ気候があります
熱帯気候で覚えておきたい気候区は2つです。
- 熱帯雨林気候
特徴:年間通して、雨が多い。分布エリアは、より赤道に近いです。午後にスコール(強い雨)が降る。
植物:その名の通り、熱帯雨林が広がる。
代表的な都市:クアラルンプール(マレーシア)、マナオス(ブラジル)、シンガポール。 - サバナ気候
特徴:年間通して暑いのは熱帯雨林気候と同じですが、雨の降り方が違います。雨が多い雨季と少ない乾季に分かれています。
植物:草や枝の密度が薄い疎林と、背丈の高い草原のサバナ(サバンナ)が広がる。
代表的な都市:ダーウィン(オーストラリア)、バンコク(タイ)、デンパサール(インドネシア バリ島)、ブラジリア(ブラジル)。
この気候区分以外にも、弱い乾季がある熱帯モンスーン気候もあります。
熱帯雨林とサバナの間くらいの感じですが、中学生は気にしないでおきましょう。
雨温図の見分け方
熱帯雨林気候とサバナ気候の雨温図の違いは、結構わかりやすいです。


まず、オレンジの折れ線グラフを見てください。
折れ線といっても、ほとんど折れていないのですが…。
つまり年間通じて、あまり気温差がないんですね。
なので、あんまり折れていない。
気温の折れ線グラフで見るべきポイントは、最寒月気温2の数値です。
降水量の棒グラフがしっかりあって、最も寒い月の数値でも18℃以上あれば熱帯です。
上の2つの雨温図は、最寒月でも18℃以上(ダーウィンの7月でも25℃くらい)ありますので、まず熱帯気候であることがわかります。
次に、熱帯雨林気候か、サバナ気候かの見分け方ですが、これは乾季があるかどうかです。
下のダーウィンの方は、5月から9月にかけて降水量が少なくなっています。
サバナ気候の乾季は冬にあたります。
「5月から9月は夏なのでは?」と思われるかもしれませんが、ダーウィンはオーストラリアの都市ですので南半球にあり、季節が逆になりますので、5月から9月が乾季(冬)となるわけです。
ちなみに、東京の雨温図はこんな感じです。

これを見ると、熱帯雨林気候の降水量がいかに多いかが、よくわかりますね。
農業は?
雨が多いので、作物が育ちそうな印象を持ちがちですが、意外とやせた土壌です。
雨が多いため、養分が流されてしまうんですね。
そこで森林を伐採して燃やして、焼畑によって土壌を改良し、キャッサバなどの主食作物を育てています。
タピオカの原料はこのキャッサバで、アフリカや南アメリカでは主食となっています。
ただ、焼畑によって森林が破壊され、昔は食料にしていた森の果物や動物が少なくなってしまうという問題も起きています。
また、プランテーションによってゴムやアブラヤシ、さとうきびなどの商品作物の栽培がさかんなエリアもあります。
プランテーションというのは、熱帯気候のエリアを中心に、大規模な農園で単一の商品作物を現地の安い労働力を使って行う農業のことです。
日本などの先進国は、安く輸入できる恩恵を受けることができますが、人道上の面でも、環境の面でも、何かと問題のある農業の手法です。
服や家は?
高い気温に対応できるように、熱が逃げやすく、汗を吸い取りやすい麻、絹、綿を素材にしています。
体温がこもらないように、ゆったりと着こなすのも工夫のひとつです。
伝統的な家屋の様式として、高床式の家もみられます。
正倉院もそうですが、高床式にすると、湿気を逃がし、虫や動物もさけることができるんですね。
チェックテスト
日本でも、沖縄の石垣島、宮古島、与那国島などは熱帯雨林気候に属するらしいです。
今日はここまで。
アリーヴェデルチ!



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