雨降りの日は憂鬱になる人に向いている気候です。
とにかく雨が少ない
乾燥帯気候は、名前から想像できるように乾燥している気候です。
そのまんまです。
雨が少ないため、樹木は育ちません。
砂漠になっているか、ステップとよばれる草原が広がっています。
樹木が育たない気候帯は5つの気候帯の中で2つありますが、この乾燥帯はそのひとつです。
年較差が大きく、日較差も大きいという特徴があります。
日較差というのは、ある場所における1日の最高気温と最低気温の差のことです。
乾燥帯は赤道からちょっと離れた位置で、熱帯の外側に広がっていることが多いですね。
乾燥帯のエリアは意外と広く、陸地の約4分の1もあるんですよ。

砂漠気候とステップ気候があります
乾燥帯気候の気候区は2つしかありません。
- 砂漠気候
特徴:雨がほとんど降りません。年間の降水量がおよそ250㎜未満です。降水量が250㎜というのがわかりにくいですが、東京で最も雨が降る月(10月)の1か月分くらいです。
気温は、気温は場所によって違いがありますが、そこそこ高めではあります。
植物:ほとんど育ちませんが、地下水や雪解け水を水源とする緑地(オアシス)では植物が生息し、集落もあります。
代表的な都市:カイロ(エジプト)、バクダード(イラク)、ラスベガス(アメリカ合衆国)、アリススプリングス(オーストラリア)。 - ステップ気候
特徴:砂漠気候の周辺に広がっています。砂漠気候よりも雨が降ります。年間の降水量が250mmから750㎜くらいです。
植物:短い草が生えます。草原が広がるという意味では、熱帯のサバナ気候の特徴と少し似ていますが、背丈の高い草と疎林のサバナに対して、ステップは短い草で、樹木はなし、という違いがあります。
代表的な都市:ウランバートル(モンゴル)、マラケシュ(モロッコ)。
雨温図の見分け方
乾燥帯気候の雨温図は結構わかりやすいです。


まず、砂漠気候も、ステップ気候も、降水量を示す棒グラフが短い!
パッと見て、気温がそこそこあるのに、降水量が少なければ、それは乾燥帯です。
また、オレンジの折れ線グラフの山がしっかりあるのも、おわかりでしょうか。
気温差が大きいんですね。
乾燥帯の中での違いは、雨の量です。
ほとんどないのが、砂漠気候。
少しあるのが、ステップ気候。
ちなみに比較のために東京の雨温図も。

東京も気温差ありますので、折れ線グラフの山なり感はちょっと似ていますが、降水量に違いがありますね。
農業や家は?
乾燥帯気候では、雨が降らず植物が育ちませんので、農業はさかんではありません。
しかし最近では海岸近くの砂漠気候のエリアで、海水を淡水に変えて農業用水や生活用水に使っているところも多くなっています。
また、少しだけ雨が降るステップ気候では、かんがい農業が行われているところもあります。
かんがいとは、池や川から水路を農地まで引っぱてきて、土地に水を供給できるようにすることです。
雨が少ない分、枯れた草の養分が流されず、土壌に蓄積されやすいため、意外と肥沃です。
農業とは少し違いますが、ステップ気候では遊牧もさかんです。
モンゴルでは羊ややぎなど馬など乾燥に強い家畜を飼い、乳をしぼって乳製品をつくったり、肉を食べたりします。
草が生えている場所を移動しながら生活するため、組み立てや撤去がしやすいゲルと呼ばれるテントのような移動式住居が使われています。
遊牧で暮らす人たちのことを遊牧民といいます。

砂漠化が進むサヘル
北アフリカには世界最大の砂漠であるサハラ砂漠があります。
この南側にサヘルとよばれる半乾燥帯があります。
もともとは草原地帯だったのですが、気候変動や過放牧などによって、砂漠化が進んでいます。
放牧とは牛や馬を囲いの中で飼うのでなく、広い草原などで自由に草を食べさせて飼うやり方なのですが、その際、草の再生能力を超えて、家畜が食べてしまうことがあります。
これを過放牧といいます。
砂漠化が進んでいるのは、サヘルだけではなく、中国やアラル海(ウズベキスタンとカザフスタンの子国境にある湖)などがあります。
チェックテスト
砂漠って聞くと、サラサラの砂をイメージしませんか。
地理的には砂砂漠といわれる砂漠なのですが、実はメジャーなのは岩がゴツゴツ転がっている岩石砂漠です。
地球上の砂漠の約90%は岩石砂漠らしいです。
今日はここまで。
アリーヴェデルチ!



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