前回は成基学園に通うことになった経緯や、塾のシステムについて書きました。
【成基学園】通わせてみた感想・雑感(前編)|入塾テストから塾のシステムまで
今回は実際に通ってみて感じた塾の強み(プラス面)や弱み(マイナス面)についてです。
少し古い話ですので、記憶があいまいな点もあります。
現在はすでに違っているところもありますし、あくまで個人的に感じたことをまとめたもので、その点をご理解いただけるとありがたいです。
成基学園の強み(プラス面)と弱み(マイナス面)
強み1:長年培ったノウハウやデータがある
シンプルに感じたのは「仕組みができあがってるなぁ」ということです。
例えば、洛星に合格するには「どの時点までに、何ができていればいいのか」をこれまでの経験やデータから、塾側がつかんでいるように感じました。
授業で使用するテキストも、時期によって変わっていきます。
その道筋を信じて、勉強すればいいわけです。
受験直前期の面談においては、日進の結果を見ながら「洛星を受けるなら、日進の平均偏差値がこれくらいとれていれば合格率80%」といった過去データと照らし合わせながら説明していただいたりしました。
受験直前に第一志望の合格見込みがどれくらいあるかで、併願先も変わります。
うちの場合は、過去データに基づいたアドバイスをいただけたことで、初日は洛星、3日目に洛南を併願で受験するという戦略を、自信を持って決めることができました。
強み2:優秀な先生が多い
特に中学受験において最も重要な「算数」の先生が充実しているように感じました。
普段の授業で習っている算数の先生は、少しピリッとした先生だったようです。
息子はちょっと緊張感を持っていましたが、それがかえってよかったのかもしれません。
「次のテストで○○点以上なら上のクラスな」とか、うまくハッパをかけてやる気を引き出してくれていました。
志望校別特訓や映像授業で、普段習っている算数の先生以外から教わることも度々ありました。
いろんな算数の問題に対して、それぞれ違うアプローチの仕方を学べた(解説を受けた)ことは、解法パターンの多様性を知っただけでなく、モチベのアップにつながったのではないでしょうか。
私も、成基学園で有名な、算数の先生の映像授業(解説)を見たことが何回かあります。
すごくわかりやすく、問題を解くのが楽しくなりそうな授業でした。
強み3:テキストは全てオリジナル
授業で使うテキストや問題集は、講習や特訓を含めて全てオリジナルです。
前回も触れましたが、算数のテキスト名を有名な数学者の「ラプラス」や「フェルマー」からとっていたりします。
四谷大塚の予習シリーズのような「カラフルさ」「用紙の上質さ」はないのですが、その分軽いです。
新しいテキストをもらうたびに、こどものテンションも上がっていました。
強み4:志望校レベルの生徒が多く在籍
うちの子は、最初は西京高校附属中、途中から洛星を志望校としていました。
立命館や同志社、西京、洛北、洛星、洛南を「目指す」層が多く集まっていたように感じました。
レベル感はちょうどよかったです。
塾内で頑張ったら一桁台の順位に行くこともできるし、サボると偏差値50を切ることもあるし、という集団だったので、努力が報われる頑張りがいがあったと思います。
弱み1:超難関校は狙いにくい?
弱みについては「特にここが弱い」というものはありませんでした。
あえて挙げるなら、「強み4」の裏返しになるかなと思います。
我が家は灘や東大寺を目指す気持ちはなかったのでよかったのですが、もしこういった超難関校を目指すなら成基学園は切磋琢磨できる同レベルの生徒は少ないかもしれません。
うちの子の場合、ある程度学力が上がってくると、同じ教室で自分よりできる人が少ないためか「これで十分」と満足していた節があったように感じます。
もし、洛南・洛星が下限レベルで、それ以上の学校群が志望校なら、(通う教室にもよりますが)浜学園や馬渕教室の方が、塾内での競争相手は多そうです。
弱み2:先生が厳しいと感じることがあるかも
これは相性の問題なので、どの塾でも、またどの先生に対してもいえることで、もっと厳しい先生の塾もあるでしょう。
ただ一方で、もっとソフトで、フレンドリーな塾もあります。
そうした塾と比べれば、「厳しい先生がちらほらいるな」という印象です。
時には「こんな書き方だと×されるけど、それでいいの?」と、答案用紙に赤字で「詰められる」こともありました。
息子の友人のひとりは「志望校に合格できないと先生に言われた」という子もいたそうです。
うちの場合は、こども本人が嫌がって塾に行きたがらないということはなく、相性なのかなと思っていました。
でも、その相性はすごく大事です。
自分が通う教室の先生の人柄は、可能な限り確認しておいた方がいいでしょう。
注意1:公立中高一貫校を目指すなら「私立受験コース」で
これは成基学園の弱みとはちょっと違うかもしれませんが、授業料は高いです。
とはいっても、大手塾の中ではおそらく妥当な料金設定で、浜学園や馬渕教室に通ったとしても、同じくらいか、それ以上かもしれません。
授業料については、具体的にいくらかかるのかまとめたレビュー記事があります。
中学受験、塾代いくらかかる?|2年間実例公開(前編・成基学園 私立受験コース)
注意していただきたいのは、公立中高一貫校を目指そうと考えている場合。
「公立受検コース」なら、料金は「私立受験コース」に比べておさえることができます。
できますが、それでは合格の可能性が低いです。
成基学園で西京や洛北に合格しているのは「私立受験コース」を受講している生徒さんたちなんです。
これは成基学園の先生も仰っていました。
「西京・洛北を目指すなら私立受験コース」となり、費用がかかる点に注意が必要です。
注意2:理科・社会はオーバーワーク気味になるかも
これも西京・洛北を目指す場合の話ですが、「私立受験コース」で受講すると、洛南や洛星、時にはそれ以上のレベルの目指す塾生たちと一緒に勉強します。
しかし、公立の適性検査である西京や洛北の試験問題は、算数こそ「かなり難しい」傾向にありますが、「理科」「社会」はそこまででもないのです。
なぜ算数以外の科目が『易化』しているのか?
学校側が「算数ができる子」をとりたいために、「社会や国語で稼いで、算数の穴をうめる」という戦略を取らせないためだと思われます。
それでも「理科」は少し難易度が高いものも出題されますが、「社会」は「あんなに勉強したのに…」という問題しか出ません。
つまり、「理科」「社会」は必要以上にやり込むことになるかもしれない、ということです。
必要以上だったか、そうでなかったかは、試験を受けるまでわかりません。
ただ「算数は難しく、複雑に」「算数以外はやさしく」という出題傾向は今後も続きそうです。
「公立志望だけど心配だから、どんな問題が来ても対応できるようにしたい」
「私立(の特待生)も狙う」
というなら、「私立受験コース」はアリです。
でも、もし西京・洛北の「受検」にカスタマイズされた授業を期待するなら、洛ゼミや進学館の説明を一度聞いて比較してみた方がいいかもしれません。
成基学園を選んでよかったか
「選んでよかった」です。
- 一番大きな理由は「合格」することができたこと。
- また、こども本人が嫌がらずに通ったこと。
- 先生含め、スタッフの方が熱心に対応してくれたこと。
友人に塾選びの相談された場合、洛南、洛星、高槻、同志社、立命館といった志望校なら、たぶん勧めるでしょう。
西京・洛北でも勧めますが、「私立受験コース」に通わせることができるなら、という条件がつきます。
参考にしていただければ幸いです。
今日はここまで。
アリーヴェデルチ!
この話の前編はこちらから↓



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